こんにちは、雑記ブロガーのTamakoです。
今回は「同じ医療業界なのに、職場が変わるだけで、こんなにも生活が変わるのか!」という、私たち家族のリアルな転職体験談をシェアします。
主役は私の夫。医療業界で10年以上、大学病院に勤めていました。大学病院といえば、名前も立派、教育・研究の最先端というイメージがあるかもしれません。でも現実は──まったく違いました。
大学病院の裏側:立派な看板、でも現場は過酷
夫は朝から晩まで働き詰め。夜勤・休日出勤・論文執筆・学会発表…、息をつく暇もなく働いていました。それなのに、給料は信じられないほど低い。副業(バイト)をしてようやく生活が成り立つレベルで、家族4人を支えるにはあまりに厳しい状況でした。
私も働きに出て、何とか家庭を支えていましたが、夫の疲弊ぶりは見るに堪えないものでした。本人は「やりがいがあるから」と口にしていましたが、精神的にも肉体的にもギリギリ。子どもの行事にも一度も参加できず、家庭はいつも私一人で切り盛りしていました。
転機は「上司の退官」だった
そんな中、10年以上お世話になっていた上司が退官。その影響で夫の部署も大きく再編され、半ば押し出される形で退職することに。まさに青天の霹靂でしたが、「これは転職のチャンスかもしれない」と考えました。
1年間はバイトでつなぎながら、新しい職場をじっくり探すつもりでした。そんな矢先、とある病院から声がかかり、4月から新しい環境で働くことに。
驚きの連続!同じ仕事なのに、ここまで違う?
新しい職場は、診療科も仕事内容もこれまでと大きくは変わりません。でも、すべてが“まるで別世界”でした。
- 給料:バイトなしでも十分生活できる額
- 勤務体系:休日はしっかり休める
- チーム体制:専門性を尊重し合える風土
そして何より、夫の顔が穏やかになったのです。習い事も始め、毎週同じ時間に通えるようになり、家族との時間も増えました。
何が違ったのか?経営の力と「無駄の排除」
新しい病院は、経営がしっかりしていて、スタッフへの還元ができている印象でした。夫が「やらなくてもいい仕事」は他のスタッフがカバー。無駄な会議や雑務も少なく、みんなが自分の専門に集中できる環境です。
大学病院のように「名前はあるけど給料は低い」という職場とはまるで正反対。聞けば、評判の良い人気病院だったようです。患者さんにもスタッフにも、無理がかからないよう工夫されていて、本当に理想的な職場だと思いました。
転職は「逃げ」じゃない。「選び直し」のチャンス
私たちは長年、「ここでしか働けない」と思い込んでいました。でも視野を広げてみたら、もっと良い環境はいくらでもあると気づきました。
今は転職が当たり前の時代です。転職サイトで市場価値を確かめたり、条件の良い職場を探したりすることは、まったくリスクではありません。むしろ、給料も働き方も、自分らしい人生を選ぶ手段だと思います。
「今の職場が辛いけど、仕方ない」と諦めている方がいたら、ぜひ一度立ち止まって周りを見てみてください。意外とすぐ近くに、自分に合った場所が見つかるかもしれません。
おわりに
今回、夫の転職を通じて学んだことは、「名前」や「慣れ」ではなく、「中身」を見ることの大切さ。そして、動けば人生は変えられるということです。
限られた時間を、心地よく、健やかに過ごす。そのために、環境を見直す勇気はとても大きな意味を持つと思います。
誰かの参考になれば嬉しいです。