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アラフォーからの「綺麗な人」:顔の造形美を超えた生き方の証

こんにちは。
突然ですが、私は自分の顔について不細工だと思っています。
美人とはほど遠い存在です。
子供の頃から、親には「お前は器量良しではないから、能力を高めろよ」なんて言われて育ちました(製造者がそれを言うか!?)。
友達からも、「Tamakoちゃん、顔が良かったらパーフェクトなのにね」と褒めているのか、貶しているのか分からないような言葉を投げかけられていました。

私は、自分のことを「美人ではない」と十分に理解していました。
それでも、「だから何だ!」と自分に問いかけることが多かったです。
世の中には、顔が良いと優遇されることが多いという話を耳にします。
男性から奢ってもらいやすかったり、仕事で有利だったりすることもあると。
でも、不思議と私はそんなことに卑屈になることはありませんでした。

「器量良し」とは違う道を進む

自己肯定感の高い不細工な子供だった私は、「顔が悪いからこそ他のことを頑張ろう」と常に思っていました。
勉強も運動も、友達関係も、自分の興味があることには全力を注いでいました。
見た目が劣っていても、そのことで自信を失うことなく、楽しい日々を過ごしていたのです。

しかし、社会人になってからは、現実の厳しさを感じる場面が増えました。
職場では、器量良しの同僚が褒められ、私は叱られることが多かったのです。
私が攻撃の的になりやすかったこともあります。
そんな時、私を支えてくれたのは祖母の言葉でした。

30代からの顔は「生き方の証」

祖母はこう言っていました。「10代、20代までは顔の造形で悔しい思いをすることもある。でも、30代からは自分の生き方が顔に出るんだよ。だから、30代以降は顔がその人の生き様の証になるんだ」と。
この言葉が、私の支えとなりました。

若い頃は、「顔の良し悪しで女性としての一番大切な時期が決まるなんて、不公平じゃない?」と思っていました。
でも、アラフォーになった今、その考えは変わりました。
たくさんの人に出会い、さまざまな経験をする中で、「人の生き様は顔に表れる」という真実を実感するようになったのです。

生き様が顔に表れる人たち

美人であっても、常に口角が下がり、噂話や悪口ばかり話す人がいます。
そんな人は、どれだけ造形が美しくても、顔つきが険しく、ヒアルロン酸でパンパンな表情が逆に不自然に見えてしまいます。
一方で、たとえ造形が完璧でなくても、常に口角が上がり、楽しそうに振る舞う人はとても魅力的に見えます。

また、表情が厳しくても、背筋がピンと伸びて堂々と歩いている人や、畑仕事で少し猫背になっているけれど、優しい表情で話しかけてくれる人もいます。
私が尊敬する地域の高齢者の方々は、毎朝、子供たちのために交通整理をしてくれ、優しい目でゆっくりと誘導してくれます。
これらの人々の顔には、彼らの人生の歩みがしっかりと刻まれているのです。

私自身の生き方は顔にどう表れている?

そんな人たちを見ると、ふと自分はどう見えているんだろう、と考えることがあります。
毎日、仕事に家事に育児に追われ、特に子供には怒ってばかりの私。
鏡を見ると、無表情で口が尖り、口角は下がり、目もどこか疲れているように見えます。
私は、生き生きとした生き方をしているのだろうか?そんな不安がよぎります。

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アラフォーからの「綺麗な人」とは?

アラフォーになった今、綺麗な人というのは、「毎日の生き方が美しい人」だと強く感じます。
もう顔の造形なんて、関係ない。
大切なのは、自分の生き方に責任を持ち、それに誇りを持っているかどうか。
それが真の「美人」なのだと思うのです。

私が思う「綺麗な人」は、単に見た目が美しいだけではありません。
自分の過ごしてきた日々が、その人の表情や仕草に現れるのです。
40代を迎えると、顔にはその人の生き方が刻まれます。
目の輝き、口元のしなやかさ、背筋の伸び方に、その人の経験や心の豊かさが表れるのです。

もちろん、顔のケアや外見を気にすることも大切です。
ですが、それ以上に、自分がどのように生きてきたかが、顔や体全体からにじみ出るものだということを忘れてはいけません。

アラフォー世代へのエール

アラフォーになってもなお、若さや外見にこだわることはあります。
でも、それ以上に大切なのは、自分がどんな生き方をしてきたか、これからどう生きていくかということです。
見た目に自信がなくても、自分の生き方に誇りを持ち、自分自身を大切にすることで、自然とその人らしい美しさが表れるのではないでしょうか。

だからこそ、アラフォーの皆さんに伝えたい。
「美しさ」は外見の造形ではなく、あなたの生き様そのものです。
自分の生き方に誇りを持ち、心を込めて毎日を過ごすことで、あなたは必ず「綺麗な人」になれるのです。

生き方が顔に刻まれるこれからの時期こそ、本当に美しい自分を見つけるチャンスだと思います。

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